若 山 神 社 島本町 平成19年11月19日


六月頃生駒山縦走を3回に分けて達成し、北摂の山々と金剛山側のダイヤモンドトレールを縦走すると
大阪環状自然歩道を完走する事になります。
とりあえず北摂側を歩こうと阪急電車高槻の二つ向こうの水無瀬駅に着く。
北西徒歩50分の若山神社で弁当を食べ、ツブラジイ(椎の樹)のどんぐりをひらって、神社からぽんぽん山
に登る所まで約30分歩いて、もとの道で若山神社に戻りました。

若山神社は千二百年の歴史と風格がありあり、北摂の山々の東の端を守っている様に思える神社で、
紅葉は今が盛りで綺麗だった。



境内にツブラジイと言う椎の樹があり、天然記念物だと落ち葉を掃いていた神社の人が言っておられた。
その下に落ちていたツブラジイのどんぐりをそこにいた知らない小母さんが拾って、生でも
食べれるよと歯で殻を割って食べたが、神社の人は炒った方が美味しいと言っていた。



それで円ら椎(ツブラジイ)のどんぐりを拾って、ズボンのポケットにいっぱい詰め込んで来ました。
この一体はシイ、カシの自然林で大阪府の自然環境保全地域になっています。

   円ら椎のどんぐり    樫類のどんぐり     一般的などんぐり


時間が遅かったのでとりあえずぽんぽん山に登る際まで行こうと水無瀬川を上る。
寂しい、川に沿った道を歩いていると一組の団体に出会った。
乙女の滝を見て来たと言う、とりあえずその滝の写真を撮ろうと足を速める。



吊橋のちょっと先がぼんぼん山への登り口、滝を見過ごして来たようだ。40分程上った所に展望台が
地図で見るとあるが、諦めて乙女の滝を見て先程の若山神社に戻る事にした。



若山神社の境内でもう一度写真を撮っていたら、レンズを避けて止まっていてくれたお爺さんがいた。
「すいません」と言ったらにっこりと笑って突然神社や山の説明をしだした。「駅まで行くんやろ、
ワシの家は駅の近くやから一緒に行こ」と途中高架を避けて踏み切りの方に遠回りして、
来春三月に出来るJRの新駅や、その前に楠正成親子の別れの碑と
石像(ほとんど同じ物が四條畷神社にある)がある公園に連れて行き説明を延々としてくれ、
やっと水無瀬の駅に着き握手で別れる。



ふだん此方のペースで喋る方が多いが、完全に、このお爺さんに脱帽。

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