善峰寺の紫陽花 平成20年6月30日 京都府 |
先日、テレビで善峰寺(よしみねでら)のアジサイ苑を紹介していた。 去年の暮れ、ぽんぽん山に登った時に西国三十三ヶ所の二十番札所が、この山のすぐ近くにあると 言う事が分かり、近じか行ってやろうと思っていた。丁度アジサイも咲いているので思い切って行ってみました。 阪急東向日駅10時46分(季節限定・平日時間)の阪急バスで、西国二十番札所・洛西一番札所の善峰寺へ行く。 石段を上ると真新しい東門に出てそれを潜ると駐車場へ、また石段を上り山門に出る。 応仁の乱で大半を焼滅した寺を、元禄5年(1692年)桂昌院により再建。 桂昌院は京都西陣に生まれ、大奥に呼ばれて、「生類憐れみの礼」の徳川5代将軍綱吉を生んだ。 桜上の本尊・文殊菩薩と両脇・金剛力士は運慶の作で、源頼朝公が寄進されたとされている。 山門の前に立つと、古い木造のかもし出す何ともいえない風格とこの寺の歴史の重さがヒシヒシと伝わってくる。 山門を潜り石段を上ると観音堂(本堂)の前へ。 元禄5年(1692年)再建本尊・十一面千手観世音菩薩は仁弘法師の作で、 脇立・十一面千手観世音菩薩は源算上人の作。 山肌にアジサイ苑がある。甲子園のマウンドから客席を見上げるような感じで1万株のアジサイに圧倒された。 幸福地蔵が谷に突き出たお堂の中で笑ってらした。 立地を上手く工夫された立体的なお庭で、見事なアジサイです。 白山権現と白山名水。 白山権現と十三の塔 善峰寺は段々畑ならぬ段々寺。段々と山の上へ上へと建っている。 山手に、東門、山門、観音堂と寺宝間文殊堂、釣鐘堂と護摩堂、多宝塔と経堂と開山堂と幸福地蔵と 十三仏堂とあじさい苑、釈迦堂と薬湯場と十三の塔と本坊、阿弥陀堂とけいしょう殿と書院、 奥の院薬師堂と蓮華寿院庭、と山へ登って行く。 釈迦堂と、横が薬湯場。 奥の院から、けいしょう殿と眼下に京都市街や比叡山を見る。 奥の院薬師堂 蓮華寿院池 けいしょう殿と京都市街 時間があったのでぽんぽん山まで足を延ばす事にした。 北門から出て三鈷寺(さんこじ)を通り左に曲がる、集落を過ぎ左にぽんぽん山へ登るがいきなり「熊注意」。 ぽんぽん山の山頂に着く。善峰寺に戻らず、南に本山寺、神峰山寺側で帰る事にした。 北に京都市街 東に善峰寺方面 本山寺に行く途中能勢方面の山並みと、付近の杉並木 本山寺は役の行者が吉野山から五色の雲たなびいて居るのを見て、この地にお堂を建て毘沙門天を祭った。 本山寺と神峰山寺 |
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