秋の和泉葛城山

塔原から和泉葛城山に登り、展望台から一等三角点に行き、牛滝に下山して牛滝温泉に入る。

岸和田駅9時32分の塔原(とのはら)行きのバスに乗り、終点の塔原で下車し和泉葛城山に向かう。



登頂の3分の2位から紅葉が景色を彩り、綺麗でした。



山頂の手前よりブナの樹が少しづつ増えてきた



蕎原(そぶら)からのハイキングコースに山頂付近で交差し、そこをブナ林の多い蕎原側へ少し下り、ブナ林を歩く。



天然記念物のブナ林のなかを、どんぐりを探しながら歩いた。殻だけのどんぐりを1個拾い大事に手に持って
前から来た人に「これブナのどんぐりの殻ですか?」聞きながら歩いた。
実の入ったブナのどんぐりを見つけられず落胆する。以前北摂の若山神社で沢山の円椎(ツブラジイ)のどんぐりを
拾って来て、「フライパンで炒って食べたら美味しかった」と何人もの人に言っていたら、「大峰山の稲村ガ岳
で泊まった時に山小屋の人にブナのどんぐりを食べさせてもらったらとても美味しかった。」と言う人がいた。
秋になったら和泉葛城山に行ってどんぐりを拾おうと、その時から思っていた。
ちなみに、「どんぐり」をつける樹は皆ブナ科の樹木だそうだ。



頂上は高原状になっていて、雨乞いの神様としても地元の信仰を集めている葛城神社がある。



頂上には展望台もある。西に大阪湾・関西新空港が見え、南西は犬鳴山やハイランドパーク粉河や
和歌山マリーナシティー、南は竜門山・竜神村・白浜方面、南東には高野山・ちょっと東に大峰山系・先に
大台ケ原、東に吉野山・奥には高見山・伊勢方面、北東は室生曽爾火山群の山々、北に大阪・伊丹空港・
池田市・能勢町方面北西に六甲山(見えないが)方面。



奥に大台ガ原や大峰山や高野山、手前に成高峰・竜門山。飯盛山・国城山などが見える。



東側を北から南にカメラを写す。



東に1、5キロ行った所に和泉葛城山の国土地理院一等三角点がある。


和泉葛城山から舗装道路を牛滝方面へ20分程行った所から東側を写す。
下の山の写真3枚の右から、牛滝山、大石ヶ峰、鎌谷峠、七越峠、宿山、、三国山と対空路監視レーダー。
そこを、北北東(約)に行くと槇尾山へ行ける。

昔、西国三十三ヶ所巡りが盛んだった昭和前半頃は、三番札所・粉川寺から紀ノ川沿いに名手に上がり
穴伏川をさかのぼり、折登から三十八丁坂という七越峠に登る。
そこから宿山、三国山、中坂、三十丁石地蔵、千本杉峠、十五丁石地蔵を経て四番札所・施福寺(槇尾山)への
桧原(ひばら)越が、鉄道網が不充分な頃の徒歩での遍路道だったそうだ。

ハイキングで桧原越を歩くなら、JR和歌山線笠田(かせだ)駅からバス(適便が無いらしい)か
タクシー(予約が安心)でR480を北上し平の福徳寺前で下車(鎌谷峠を南に下りた所)。串柿の里・大久保へ行き、
柿畑の坂を登って三差路を左に折れると西大久保の定福寺。ここから堂山の山腹を登り和泉葛城山脈の尾根道に
出ると、鎌谷峠と三国山対空路監視レーダーを結ぶ車道に出る。右折すれば七越峠で、槇尾山に向かう。

出かける前に、ご自分で地図等で確認された方が確実です。


和泉葛城山から牛滝に下り、牛滝温泉に入る。無料送迎バスで和泉中央駅まで行き帰る。

21・20年トップへ