鳥見山から長谷寺 平成21年12月7日

近鉄榛原駅から鳥見山に登り、初瀬ダムを通り長谷寺へ。

榛原駅南口から東に商店街を通り抜けR160の手前で左折し旧伊勢街道に入ると、常夜灯(おかげ灯ろう)や
本居宣長ヶ泊まった旅籠屋「あぶらや」の表札、伊勢街道の石標などあり、昔の宿場町の面影が残る。



後方に先月登った額井岳見がえる、そしてこの旧宿場町の雰囲気がとても好い。



R165を渡り、広域農道を越えると鳥見山の山道へ入って行く。
後ろを振り向くとススキの後ろに室生の山々が美しい。



鳥見山公園の展望台から南を向いて、左に曽爾・室生の山々、中央後ろが大峰・大台の山々、
右奥が竜門岳・音羽山の(飛鳥の東側の山)などが見える。



鳥見山公園は室生赤目青山国定公園の一角にあるつつじの名所。
池にはアヤメ・ハス、園地一帯には桜・萩・楓が植わってあり一年を通じて楽しめる。
{日本書紀}の神武伝説にちなんだ「鳥見山中霊のにわ跡」の碑が池のそばにある。



東海自然歩道を歩き高束城跡を通り、初瀬ダム方面に下りて行く。



途中に集落があり立派な家が多かった。



高おがみ神社(口倉神社とも言う)を通りダムに向かって下る。



初瀬ダムは水を一杯に溜め、鴨が群れで飛んでいた。ぐるりの山々に晩秋が感じ取れる。



ダムの上を渡り向こう側から左に下り、初瀬川沿いを長谷寺に向かって下って行く。



長谷寺の入り口付近には少し紅葉が残っていたが、本堂のある上のほうは落葉しているように見えた。
足のご不自由な人を本堂まで送迎をする為に車を取りに行くお寺の人に、上の方はまだ紅葉が残っていますか?
と聞くと、「もう無い」という。同行者と相談して寺に入らず帰る事にした。



寺前のお店屋さんの饅頭などの売り声を聞きながら、駅へと急ぐ。
近くに番外「豊山・法起院」がある。西国三十三ヶ所創始者という伝説も残る徳道上人を祀っている。



ここも、昔からの旅籠が残る。別館を近代的に新しく建てている所もあり、旅篭町が少しずつ変わりかけています。  
歴史のありそうな地酒のお店をのぞく。



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