北海道旅行1日目
 珊瑚婚旅行の九州旅行1回目と2回目に次いで、北海道も行って来たらと下の息子に
言われ、36年振りに飛行機に乗って2泊3日の北海道旅行に行って来ました。
新千歳空港に10時に着き、レンタカーを丸3日借りて1日目は日本最北端の稚内に泊まり、
2日目に旭日岳のロープウエー駅の近くに泊まる。


1日目は、関西空港からAM8時のANA(全日空)に乗る。
搭乗口にキャンディーを持ったCAさんがいた。妻は一つ貰った、なぜか私は鷲掴みでキャンディーをとってしまった。
でもやりすぎと思い返そうとしたが止めて握ったまま機内に入ったが中にいた別のCAさんがそれを見ていて、
その仕草が面白かったのか笑ってこちらを見ている。ニコニコして後ろからついて来て席を案内してくれ
荷物を上に上げてくれた。その時「新婚旅行以来36年振りの飛行機ですわ」と言った。



しばらくして先程のCAさんがさっきの話をもう少し聞きたいと言ってきた。36年前に新婚旅行で北海道に来て以来36年ぶりで
その時の飛行機はもっと大きかったとか、今回の旅行のコースなど話した。最後に名前を聞いて戻って行った。



着陸間際に、さっきのCAさんがもう一人のCAさんと二人で来て、記念品入りの透明の袋にリボンを付けた物を
「結婚三十六周年旅行おめでとうございます」と言って持ってきた。
○○御夫妻三十六周年旅行おめでとうございます。と書いたANAのポストカードとビニール制で空気を入れる飛行機の左右に
[三十六周年旅行]、[これからもご一緒に仲良く過ごして下さい]と書いてある。「これからもANA航空をご利用下さい」と言って
去っていった。流石ツボを心得ている。
旅の始まりから嬉しいハプニングだ。良いスタートがきれた。



新千歳空港にはAM9時50分頃着き、送迎バスでホンダレンタカーに行き丸3日借りる。
道央自動車道に乗り砂川のハイウェイオアシスで昼食をとる。
ジンギスカンで有名な[松尾]が経営するレストランでジンギスカン丼とジンギスカンラーメンを食べた。



深川西で高速道路を下り留萌まで行き、海沿いのオロロンラインを走る。
おびら道の駅・鰊(にしん)番屋がある。ここは重要文化財旧花田家番屋。
道の駅は2棟のうちの1棟で営業しているが、この日はお休みでした。 



前の国道を挟んで海側には、樺太引き上げ船の悲惨な歴史の碑文が刻んであった。私も知らなかったが、終戦1週間後に
樺太からの緊急引き揚げ船三船を旧ソ連の潜水艦が攻撃し、老幼婦女子乗組員の5082人の命を奪ったと書いてある。
もっと世界に訴えればいいと思うのに、日本人は争いの好まない人種だなあとつくづく思う。
でも、忘れないように碑文で後世に残し悲惨な歴史を風化させないよう努力している人もいるのだ。



天塩町辺りから中に入りバイパスを走る。



日の入り間際の6時頃にノシャップ岬に着き、礼文島に落ちる夕陽を見る。
6時過ぎにJR稚内駅の中にある「キタカラ」にお土産を見にいったがほとんどの店が閉まっていた。
全日空ホテルにチェックインしたのち、近くの旅行雑誌に載っていた郷土料理の店に行き[たこしゃぶ]を食べる。



この日は中秋の名月でホテルの前から月を観る。部屋からさっき行ったJR稚内駅と「キタカラ」が見える。


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